基礎工事チェックポイント
基礎は名前の通り、家の「基礎」となる部分。
家の耐久性や耐震性にも大きく関わってくる大切な部分になります。
また、この基礎の鉄筋についてはコンクリートを流したら、
一生確認することが出来なくなる部分!になります。
もちろん現場監督の責任にはなりますが、施主側でも必ずこの基礎の部分については、写真で撮ったり、ある程度素人でも出来る基本的なチェックポイントをお伝えしようと思います。
コンクリート強度
コンクリート強度に関してはその会社の「仕様」となりますので、
契約前に確認が必要になります。
大体の耐久性の目安期間も出ております。

強度30N/mm²の強さの目安
単位を直すと、3000トン/m²となります。
実際には安全率をかけるので3分の1が許容強度となりますので、
1m²で1000トンに耐えられる強度ということになります。
- 18N/mm²(建築基準法) ⇒ 耐久性30年
- 18~21N/mm²(一般的な家で多い) ⇒ 耐久性30~40年
- 24N/mm²(三井ホーム) ⇒ 耐久性65年
- 30N/mm²(鉄筋コンクリートマンション)⇒ 耐久性100年
- 36N/mm²(超長期寿命) ⇒ 耐久性200年
かぶり厚チェック
コンクリートは雨風にさらされることで、表面から雨が入り込んできます。
そしてそれが鉄筋まで届いてしまうと錆びに繋がり、コンクリートも劣化する。
かぶり厚が確保されていないとこのリスクが高まると言われております。

※実際の我が家の施工の様子

これは基礎が立ち上がっている部分なので、底の部分からの長さではないので注意してください。



ジャンカ チェック

これは「ジャンカ」と呼ばれる状態のようです。
ジャンカ - Wikipedia
コンクリートが固まったら基礎が露出されると思いますので、家全体を見渡しジャンカが発生していないか確認してください。
まとめ
基礎については、契約前に必ずどのような姿勢・仕様で施工するか確認してください。
曖昧だったり、基礎について深く考えていない会社は辞めましょう!
個人的にはもし一生住み続けるのであれば、コンクリート強度は24N/mm²は確保したほうが良いのではないかと思います。
最近の高耐久住宅では30N/mm²で施工している会社も見かけます。
おすすめYoutuberで紹介した今泉さんの株式会社アールデザインは30N/mm²で施工しているようです。

大手ハウスメーカーであれば間違いないと思われている方が多いのかなと思いますが、大手ハウスメーカーは一部の除き、決して性能はそれほど高くありません。
もちろんブランドなので、施工管理はしっかりしているし、今回の記事のような基礎の「かぶり厚」や
「ジャンカ」などはまず発生しないと考えて良いでしょう。
ただ大手しかないメリット(会社の安定、オリジナルの外壁材、サポート体制など)があることも事実なので、
「自分たちは何を一番に考えるか」をよく家族で話し合うことで家づくりの後悔や失敗を防ぐことにつながるかと思います。
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